Creator: 鈴木るいち
今回は、COMEE上で連載『KILLER-空色の君-』が終了したばかりの
鈴木るいちさんにご登場をいただきます。
鈴木るいちさんはサイト（『1x（逆転サヨナラ）』） で多くの漫画を描かれ
シリアスでストーリー性の高い長編作品だけでなく
4コマ作品などその活動は多岐に渡り、精力的にWEB上での創作活動をなされています。
小説も書かれる鈴木るいちさんに、創作に関する様々な事を伺いました。
－こんにちは、よろしくお願いいたします。
こんにちは。鈴木るいちと申します。
この度は、このような貴重な場にお招き頂きありがとうございます。
シリアス展開が苦手なのでたまに４コマでガス抜きが必要な、山吹色にめっぽう弱い猫好きです。
オリジナルWeb漫画暦は２年弱程です。よろしくお願いいたします。
－現在の創作状況・作業環境について教えてください。
年に１本長編を、短編を数本、４コマを数十本のペースで描いています。
「完結」にこだわって作品作りをしています。
また、漫画は誰かに読んでもらわなければ意味がないので、Webサイトのみでの公開だったのをCOMEEで公開して勇気をもらったのをきっかけに、最近は思いつきに任せて色々な漫画投稿サイトへ登録させていただいています。
作業環境に関しては、PCの画面が狭く感じるので、もっと大きなモニターか、もう一つモニターがあれば…と思っています。
－漫画の作画方法はどういったものなのでしょうか？
COMEEへの掲載作品は、全てPhotoshop Elements2.0上で作業しています。アタリ兼ネームを3pxほどのブラシで描いて、2pxのエンピツツールでワク線を引き、アタリを元に下書きをし、そのあと1pxブラシで清書します。
必要に応じて、４種類ぐらいのグレートーンを使って影を付けたり、背景を入れたり、効果や擬音を足して完成です。
－創作のアイデアはどのようにして考えられるんですか？
ネタ用のノートを１冊持ち歩いています。外に出る時はメモ帳を。
リングノートが使いやすいです。入浴時と寝る前が一番ネタが出ます。
－マンガを描き始めたきっかけは？
小２の時、自由帳に「ドラえもん」を描いたのが初めてです。アニメの内容を復習するように３話ぐらい描きました。
漫画本が買えなかったので、自分で作ろうとしたんだと思います。
それから小３～中１の時までは記号のような単純なキャラを、中２ごろには人間の姿をしたキャラを描くようになりました。
－WEBで創作の発表を始められた理由、またはきっかけをお聞かせください。
二次創作活動をしているさなか、次第に「自分が作った世界やキャラクターにもう一度会いたい」という気持ちが強くなっていき、オリジナル創作を再開しました。
サイト開設当初こそ小説という表現方法をとっていましたが、ここ最近になって、漫画が自分には一番合っているんじゃないかと思い始めました。
世界中どこにいても作品を気軽に見ていただけるのが、Webの素晴らしいところだと思います。
－そのような中で、『KILLER-空色の君-』を描こうと思ったきっかけはどういったものだったんでしょうか。
もっと色んな方に、気軽に物語を楽しんでもらうには、「漫画しかない！」と思ったのがきっかけです。
『空色の君』はサイトで連載していた小説が原作なのですが、小説作品だと身構えてしまう旨のコメントをその頃ちらほらいただいていました。
自分も小説を読むのは得意ではないので、気持ちがよくわかります。
小説の合間に公開していた20ページ程の短編漫画のウケが結構よかったこともあり、漫画化に踏み切りました。
初めての連載Web漫画だったので、ラストまで描ききった時は感無量でした。
－これまでの読者の反応で、印象深かったことなどはありますか？
「感動しました」「泣きました」「笑いました」などが印象深いです。それに限らず、何かしら反応をいただけるだけで嬉しいです。
たとえば「ひたすらキャラ萌え」「展開予想」「今日あったこと」…もろもろ、とても刺激になります。
読者さんとのやりとりで意外な発見や追求があると、こちらも変化球で対応せねばと、作品内や４コマでお返事させていただくこともあります。
－話は変わるのですが、るいちさんが好きな漫画・漫画家を教えてください。
ジョジョ、ドラゴンボール、西森博之作品。 尊敬する漫画家はもちろん西森博之先生です。何度読み返しても笑えるギャグ、泣けるシーン、熱い友情…本当に素晴らしいです。
－最後に、今後どのような漫画を描いていきたいとお考えですか？
漫画で伝えたい「テーマ」はいくつかあるので、これからも読んでくださる方の心に何かを残せるような作品作りをしていきたいです。
どうもありがとうございました。作品に強い愛情とこだわりを持ち、登場人物の一人ひとりに細部までこだわるるいちさん。 COMEEは、これからもるいちさんとるいちさんの作品のファンで居続けます♪
