2011 Interview Vol.04

Creator: 大和田(爆)

今回大和田(爆)さんにインタビューをおこないました。
大和田(爆)さんは2ちゃんねるでの活動が有名で多くのまとめサイトなどでも取り上げられています。
また、活動拠点となっているブログ(『わけわかめwwww』)では様々なキャラクターのパロディや『せんぱいこうはい』といったオリジナル作品を日々更新する活動をなされています。

そんな大和田(爆)さんに、WEB上での活動・漫画についての思いなどを伺いました。

大和田(爆)さん 自画像

-こんにちは、よろしくお願いいたします。

どうも、大和田(爆)です。元気です。漫画家でもなんでもないただの学生です。頑張って漫画を描いてます。

漫画描くのすごく楽しい。
みんなに楽しんでもらえるともっと楽しい。
そんなことを考えながら生きてます。

-現在の創作状況・作業環境どういったものでしょうか?

ネットで漫画を描いてます。描いた漫画は基本的にブログに掲載してます。一日一回は漫画の更新をしたいのですが、どうにも最近生活に行き詰っていてそうもできなくなっています。
近々COMEEさんの方にも連載をと考えていますがあまり期待はしないでください(笑)

-マンガを描き始めたきっかけは何ですか?

自分が漫画を描き始めたのは、幼少の、3歳くらいの頃ですかね。任天堂のマリオのゲームが好きだった自分に、父がスーパーマリオくんの漫画を買ってきてくれて、それを読んだのがきっかけですね。

「おもしろい!自分もこれ描きたい!描く!」

と思って描き始めました。
もともと絵を描くのが好きだったので、すごく楽しんで漫画を描いていた記憶があります。
いまでも楽しんで漫画を描いてるっていうのは変わんないですよ。

-2ちゃんねるで活動を始めたのはどうしてなのですか?

2ちゃんねるを支配するためです。

* ゜.*:.。.:*.゜+ d(*´∀`)b うそです +.:*.゜゜.*:. *

自分ができる自分らしい楽しいこと、みんなが楽しいこと、それって一体どうしたらいいんだろう、って考えてたらいつの間にか「みんなで漫画を描きたい」って思考に。それが「安価で漫画描くwwwwwwww」になりましたね

-作業環境・作画方法について教えてください。

今の作業環境はもともとあったものなので自分のこだわりは特にありません。
自分でこだわった作業環境を整えるのが今の目標です。他のデジタル作業をする人なら普通に持ってるような、スキャナーやペンタブ、あといっぱいタブを開いても固まらないような性能のPCが欲しいですね。切実に。この間ビックカメラ行った時に触った液タブもとてもよかったのでいつか手に入れたいです。

作画方法は、特に凝ったこともせず己の右腕からマウスに力を送り込んで描いてます。
アイデアは頭の中を電波でいっぱいにして捻り出してます。感覚として自分の黒目の中にぐるぐる渦巻きができるような感覚で考えてます。
あと、ネタのお題や前後を決めてしまうと考えるのが楽です。多分。

-読者の反応で印象深かった事はありますか?

一番最初に「おもしろい」と言われたのが一番印象深くて一番嬉しかったですねやっぱり。

一番最初に「おもしろい」って言ってくれた人の言葉ってのは深いんです。
その人からおもしろいの流れが出来ていくんです。なんていえばいいかわかりませんが
すごく嬉しくて、顔のパーツが全部中心に集まるくらいキュッってなりました。

-漫画を描く上での苦労などはありますか?

面白い漫画の基準って、人を惹きつけることができるかどうかなんだと思うんです。
いかに少しの情報で読む人が「おっ、これはおもしろそう」と思ってくれるかどうかなんです。だから、最初から最後まで、せめて最初だけでも、全力で「この漫画はおもしろいんだぞ!!!」っていうオーラを放たせるんです。
どうすればそういうオーラを放てるかはわかんないのでいろいろと試行錯誤を繰り返してます。ふぅ。

-好きな漫画、好きな作家、または憧れの作家などいらっしゃいましたら教えてください。

『スーパーマリオくん』の沢田ユキオ先生が好きです。
『でんぢゃらすじーさん』の曽山一寿先生も好きです。コロコロのギャグマンガが好きです。

「おもしろい」がにいっぱい詰まった約16ページを毎月毎月新しくいっぱい作れるって
すんごいと思うんですよ。それで全国の子供が笑って真似して怒られたりしてるんです。
これってもう革命ですよ。

-電子書籍に関しては、どう思われますか?

電子書籍だからこそできる表現っていうの、自分は思いつかないんですが、そういうのが出てくるといいなと思います。それが出てくると、紙でしかできない表現ってのも出てくると思うんですよ。そうすると電子書籍と紙媒体の両立ができていいんじゃないかなって。

-最後に、これからはどのような活動をしていきたいと考えていますか?

いま自分はWEBで漫画を掲載していますが、それが紙になったり、はたまた雑誌になったり
活動の場所が変わっても何を描いていきたいかは変わらないんです。
人を楽しませられる、おもしろい漫画を描いていきたい。それに尽きます。

ありがとうございました。編集部が最初に大和田さんを発見したのはまとめサイトですが、即興でギャグ満載の漫画を作っていくのには衝撃をうけた記憶があります。
『おもしろい漫画を描いていきたい』という大和田さんの想いに、
COMEEも『おもしろい漫画を載せ続けたい』と強く心に誓いました(^ω^)

鳩頭領-01-

大和田(爆)さんの作品

鳩頭領-01-

中学生の時に考えていたネタをふと思い出して深夜のテンションで描いたら変なところで集中力切れちゃった。

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